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どんどん価格がつり上がった丹波篠山市産マツタケの初競り=丹波篠山市郡家、丹波篠山市場
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どんどん価格がつり上がった丹波篠山市産マツタケの初競り=丹波篠山市郡家、丹波篠山市場
過去最高のキロ単価1185万円で落札された丹波篠山市産のマツタケ=丹波篠山市二階町、「近又」
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過去最高のキロ単価1185万円で落札された丹波篠山市産のマツタケ=丹波篠山市二階町、「近又」

 香りや味の良さで全国ブランドとして名高い兵庫県丹波篠山市産マツタケの初競りが16日朝、丹波篠山市場(同市郡家)であり、9センチ前後の3本(計約70グラム)が、83万円の「ご祝儀価格」で落札された。キロ単価は約1185万円で、過去最高額となった。

 今年の初競りは長雨が続いたため、例年より1週間から10日ほど早いという。競りに出された3本は、同市中央部の山中で15日午前、市内の男性が収穫した。

 マツタケは昨夏、国際自然保護連合の「絶滅危惧種」に指定された。松枯れや残暑の影響などで、国内の収穫量は激減。ピークの1941年は1万2千トンだったが、昨年はわずか32トンにとどまった。

 競りは地元の老舗旅館「近又」が落札。同旅館の松尾健吾支配人(38)は「落札できてほっとした。コロナ禍で厳しい状況だが、秋の味覚で丹波篠山を盛り上げたい」と笑顔を見せた。土瓶蒸しや焼きマツタケにして、宿泊客に提供する予定という。(綱嶋葉名)

■大台超えどよめき

 今年の丹波マツタケの初競りは、2019年のキロ単価最高額552万円をあっさりと塗り替えた。

 午前7時すぎ。丹波篠山市場の場内でどよめきが起こった。落札額は3本83万円。キロ単価では同市場初の1千万円超え。開始から10分前後で決着した。

 競りには、落札した旅館「近又」と、市内で精肉販売店や飲食店を経営する業者が参加した。7千円からスタートし、テンポ良く値がつり上がった。次第に互いの顔色をうかがいながら進み、手を挙げた近又の松尾支配人が「83万」と声を張り上げると、落札が決まった。

 「どんどん上がっていく価格に手も声も震えた」と松尾支配人。「ここまでの高値は予想外だが、秋の丹波篠山を盛り上げるのが目的なので絶対に落とすつもりだった」と、興奮気味に話した。「マツタケの値段は年々上がっている印象。数が減って希少価値が高まっているのでは」と推測。「今年の初物は香りが良くて大きさもある。緊急事態宣言が解除されたら、ぜひ食べに来てほしい」。

 昨年マツタケの初物を出品した男性(63)は「金額には驚いたが、シカの食害から伝統食材を必死に守ってきたご褒美のようなもの。今回出品した人も食害による被害を幾分か取り戻せたのでは」とおもんぱかった。

 同市場の井関利昭市場長(63)は「マツタケは秋の味覚の王者。今年はできが良いので、9月下旬から10月初旬にかけての収穫を期待したい」と話していた。

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