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段ボールで作った作品の前に立つ日比野克彦さん=姫路市立美術館
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段ボールで作った作品の前に立つ日比野克彦さん=姫路市立美術館

 段ボールを使った造形作品で知られる現代美術家、日比野克彦さん(63)の創作活動をたどる展覧会「明後日(あさって)のアート」が18日から、姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町)で開かれる。1980年代から現在までの作品約200点を展示。日比野さんは16日、内覧会で「作家としての私の生き方が一望できるのでは」と語った。

 同館は2024年度まで毎年1人のアーティストを姫路に招くプロジェクトを展開。その初年度が日比野さんで、今展もアート活動の一環として実現した。

 会場では年代順に作品を展示。80年代は段ボールでジャケットや靴、ケーキをありのままに造形したのに対し、90年代に入ると重機をシャベルとキャタピラに分解して「壊れやすさ」を表現するなど、内面性を追求した作風に切り替わる。

 2000年代からは各地で朝顔を咲かせ、種を翌年に別の土地に植える「明後日朝顔プロジェクト」で、人や地域のつながりを考えてきた。姫路でも、書写山円教寺の摩尼殿(まにでん)や市内の小中学校、幼稚園で朝顔を育て、咲かせる。

 会場には朝顔の種を段ボールに描いた絵画99枚も並ぶ。日比野さんは「各時代で社会の課題をアートで解決しようとしてきた」と振り返った。

 11月7日まで、午前10時~午後5時。月曜と9月21日休館(20日は開館)。一般千円。同館TEL079・222・2288

(地道優樹)

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