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「柳生忍法帖」で柳生十兵衛を演じるを演じる礼真琴(右)と芦名銅伯役の愛月ひかる=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
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「柳生忍法帖」で柳生十兵衛を演じるを演じる礼真琴(右)と芦名銅伯役の愛月ひかる=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
柳生十兵衛(礼真琴=左)とゆら(舞空瞳)。最後は心を交わす=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
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柳生十兵衛(礼真琴=左)とゆら(舞空瞳)。最後は心を交わす=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
殺陣も見どころの「柳生忍法帖」。礼真琴(左)と愛月ひかる=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
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殺陣も見どころの「柳生忍法帖」。礼真琴(左)と愛月ひかる=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
レビューでデュエットダンスを踊る礼真琴(右)と舞空瞳=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
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レビューでデュエットダンスを踊る礼真琴(右)と舞空瞳=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
退団が決まっている愛月ひかる(中央)。レビューでは白の士官姿も披露した=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)
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退団が決まっている愛月ひかる(中央)。レビューでは白の士官姿も披露した=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)

 宝塚歌劇団星組のミュージカル「柳生忍法帖」とレビュー「モアー・ダンディズム!」が18日、宝塚大劇場(宝塚市栄町1)で開幕した。前公演「ロミオとジュリエット」とは打って変わり、剣劇と、「これぞ宝塚」というべき王道のレビューの2本立て。あらためて歌劇の魅力を満喫できる内容だ。

 「柳生~」は伝奇的時代小説で知られる山田風太郎(養父市出身)の同名作が原作。初の舞台化で、大野拓史が脚本・演出を担う。

 江戸初期、暴政を続ける会津藩主・加藤明成(輝咲玲央)は、彼を見限り出奔した家老・堀主水(美稀千種)を断罪。堀の一族の女たちがかくまわれている男子禁制の鎌倉・東慶寺を襲う。寺を守る将軍・徳川家光の姉、千姫の助けもあって生き残った女7人は敵を討つため、武芸者・柳生十兵衛(礼真琴)に指南を依頼。死闘を繰り広げながら会津へ向かう。行く手には加藤の家来で会津七本槍の頭目、芦名銅伯(愛月ひかる)とその娘で明成の側室ゆら(舞空瞳)が待ち受ける。

 十兵衛と七本槍らの対決を軸に、スピーディーで迫力ある殺陣が繰り広げられる。かつて千葉真一が映画で演じた十兵衛を参考にしたという礼。腰を落として敵の足を払い、攻撃されれば身をひるがえしてかわす。重厚というより軽やかな身のこなしは、身体能力が高く、ダンスも得意な礼ならでは。一族の女たちの意気を買い、協力する十兵衛を、彼女たちは先生、先生と慕う。トップとして組を率いる礼のその包容力と重なる。

 100歳を超えている設定の銅伯を、愛月が妖しくも美しいキャラクターとして魅力的に演じるのも宝塚ならではだ。

 レビュー「モアー・ダンディズム!」は1995年に真矢みき、2006年に湖月わたるで上演した「ダンディズム」シリーズの第3作。前の2作同様、岡田敬二が作・演出する。

 歌とダンスが抜群の礼、舞空のトップコンビを中心に、伝統的なスタイルを踏まえた構成となっている。

 三つぞろえのスーツに中折れ帽、黒えんび服でダンディズムをかたちにした男役たち。かと思えば真っ赤な衣装でラテン・ロック、白黒ストライプのスーツでタンゴのミロンガを踊る。

 甘いバラード「アシナヨ」に乗せての礼、舞空、愛月のスリーショット。今公演を最後に退団が決まっている愛月が白の士官服姿で登場する場面など、惜別の思いがあふれる演出が随所に施されている。

 どこか懐かしさを感じさせる音調のテーマ曲でフィナーレを迎える。基本にかえり、宝塚がレビューカンパニーであることを再認識した。

 11月1日まで。同20日~12月26日、東京宝塚劇場で。(片岡達美)

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