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 新型コロナウイルスがこれまでで最も流行した第5波を迎え、兵庫県でも8月下旬に新規感染者が連日千人を超えた中、重症者はピーク時でも85人にとどまり、100人を超えた第4波より低く抑えられている。重症化リスクの高い高齢者へのワクチン接種が進んだことなどの影響が大きいとみられ、感染者の年代別でも若者が中心で、60歳以上は1割未満にとどまっている。(井川朋宏)

 県内のコロナ重症者数は昨年秋から冬の第3波では1月16日の77人(重症病床使用率66・3%)が最多で、今春の第4波では5月11日に101人(同81・4%)と初めて100人を超えた。第5波では9月7日に85人(同59・8%)となったのをピークに減少している。

 1週間の新規感染者の1日平均は第3波以降のピーク時で比べると、250人台、500人超、千人近くと波ごとに倍増した。一方で、患者の年代別割合は、60歳以上が第3波の35・3%、4波の28・5%から、5波は7・5%に減少。それに伴って患者に占める重症者割合も明らかに減った。

 重症者を受け入れる神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)でも7月以降、累計で入院患者が第4波の約3割減となる209人(9月23日時点)、最も症状が重い人工呼吸器管理はほぼ7割減の35人(同)となった。9月上旬にはコロナ向けの全46床が満床となるなど一時病床が逼迫(ひっぱく)したが、24日には入院患者22人(うち人工呼吸器対応は8人)に減った。

 県によると、重症化しやすい高齢患者が減ったのは、ワクチン接種の効果が大きく、高齢者施設や医療機関でのクラスター(感染者集団)の減少も影響したという。医師を派遣する宿泊療養施設や自宅療養でのフォローも進み、県感染症対策課の西下重樹課長は「必要な人が入院でき、それ以外の療養者も症状悪化の兆しが見えると、より密度の高い医療ケアに移行できたのでは」と分析する。

 重症化を防ぐ抗体カクテル療法も期待される中で、「基礎疾患のある人は若くてもリスクはあり、感染者が多くなれば重症者も一定数が出てくる。第6波が来れば、流行の質もまた変わるかもしれない」と警戒する。

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