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 兵庫県姫路市内の一部地域で、市の広報誌「広報ひめじ」の10月号が、次期衆院選に立候補を予定している松本剛明衆院議員の後援会入会を案内するはがきを挟んだ状態で配布されていたことが5日、分かった。配布を担当した自治会長は神戸新聞社の取材に「効率的に配るために挟み込み、担当する約30戸に配った」とし、「選挙前なので慎重に扱うべきだった」と話した。

 この自治会長によると、後援会からはがきの配布を依頼され、配布担当者に広報誌と一緒に配るよう指示したという。「連合自治会でも推薦しているので問題ないと思い、自分の担当分に挟み込んだ。同じようにした地域はほかにもあるのでは」と話している。

 市広報課によると、広報誌は全戸配布で、約22万部の配布を市が各自治会に依頼している。「市が松本氏を推薦しているのか」などと、市南部や西部の住民から5件の問い合わせがあったという。担当者は「市が特定の候補を推すことはなく、誤解を招く」として、市の発行物以外を広報誌に折り込まないよう自治会に注意喚起する。

 松本氏の事務所は「広報誌に挟み込んで配るようには依頼しておらず、事実確認を進める」としている。

(井上 駿)

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