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第1局で一力遼天元に勝利した関航太郎七段=5日午後、愛知県南知多町、源氏香
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第1局で一力遼天元に勝利した関航太郎七段=5日午後、愛知県南知多町、源氏香

 囲碁の一力遼天元(24)に関航太郎七段(19)が挑む第47期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第1局が5日、愛知県南知多町のホテル「源氏香」で打たれ、午後4時13分、白番の関が130手までで中押し勝ちし、初の七大タイトル戦を白星で飾った。

 持ち時間各3時間のうち残り時間は一力2分、関3分。第2局は11月16日に札幌市のホテルエミシア札幌で打たれる。

 注目の初戦、序盤は速いペースで進んだ。関は珍しい二間のボウシ(白18=8六)で中央の戦いに備え、白20(3二)のハネから白22(2五)のツケコシで左辺の黒石の進出を防いだ。また白38(9八)、白40(10九)では積極的に戦いを誘った。

 一方の一力は黒41(10八)と切り、力戦模様の展開に。互いに時間を使って読みを入れる難解な攻防となったが、関が白52(13四)の肩ツキからペースを握った。

 一力は中央の大石と下辺の連絡を狙いつつ、黒101(5十六)、黒107(4十七)と連打して挽回を目指したが、白110(12十六)の厳しい攻めに苦慮。黒115(16十四)などで紛れを求めたが、関が白124(18十六)で的確にとどめを刺した。

 立会人の馬場滋九段(73)は「関七段は大舞台にも臆さず、自分の碁を打っていた。一力天元は相手の猛攻に防戦を強いられているうちに終わった印象だが、このままでは済まさないだろう。次局以降が楽しみだ」と話した。

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