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オンラインの教育シンポジウムを17日に開く今関明子さん=神戸新聞社(撮影・秋山亮太)
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オンラインの教育シンポジウムを17日に開く今関明子さん=神戸新聞社(撮影・秋山亮太)

 パソコンやタブレットでのリモート学習、教員の多忙化、不登校の増加、そしてコロナ禍…。めまぐるしく変化する教育について、オンラインで気軽にわいわい考えてみませんかというシンポジウム「これからの教育課題について」が17日、無料で開催される。企画したNPO法人「放課後学習ボランティア支援の会」(神戸市垂水区)代表で、最近の学校事情にも詳しい今関明子さんに話を聞いた。(鈴木久仁子)

 今回のシンポジウムの狙いについて教えてください。

 保護者、教員、地域の人々。教育に関心のある人なら誰でも集まってもらって、ざっくばらんに話ができればと企画しました。

 コロナ禍で学校行事や部活動など、いろんなことのスリム化、省力化が進みました。例えば体育祭でも全員が集まり、長時間の練習を一緒に頑張って達成感を共有する、なんてことは難しくなった。けれどやってみたら案外、生徒たちから好評な面もあります。昨年の分散登校でクラスの人数が半分になった時は勉強がはかどり、けんかもなくなりました。

 これを機に、新しい価値観で学校教育を見直してもいいかもしれません。ただそのためには、学校と保護者が互いにじっくり話す機会が必要です。このシンポジウムが、そのたたき台のようなものになればと思っています。

 コロナ禍の学校の様子はどうですか。

 大変な状況ですが、多くの先生は子どもたちに最善の学校生活を提供しようと奮闘しています。

 授業では、リモートでの学習指導を軌道に乗せることが急務だったようです。中学1年はまず、ローマ字入力から教えないといけない。ページが開けないことも珍しくなく、足並みをそろえるのはひと苦労です。

 学級運営でも、細かく気を配る必要があります。児童生徒の中には、コロナに感染した子や濃厚接触者と判定された子、医療関係者の子などさまざまな事情の子がいますから。ただ子どもたちは、休んでいた同級生が登校しても、理由を問い詰めるなど不用意な言動には及んでいないようです。大人より案外、順応しているように見えます。

 今関さんは地元の中学校でPTA改革に取り組んできた。学習支援の取り組みはいつから?

 中学校で勉強が分からなくなる生徒を見ていると、小学生の時に家庭で繰り返し学習する習慣を身に付けておらず、基礎力が不足していることが少なくなかった。家庭での支援も重要だと気付かされました。

 その問題を解決しようと5年前に活動を始め、昨年NPOを設立しました。神戸市内の小学校で地域からボランティアを募り、学校とも連携して放課後、学習支援の教室を運営する。家庭でじっくり宿題を見てもらえず、困っている子どもたちを置いていかないのが目標です。

 これまで2校で実施しました。今はコロナで中断していますが、他の地域でも広めてもらえる人を募集しています。

■「学校改革」テーマに基調講演

 教育シンポジウム「これからの教育課題について」は、17日午後1時20分からオンラインで開催する。

 2部構成で、第1部は「学校運営の大胆な転換を」と題した基調講演。神戸市立本多聞中学校で今関さんとPTA、学校改革に取り組んだ福本靖さん(神戸市立桃山台中学校長)が話す。

 第2部は分科会で、基調講演をもとに思ったことを話し合う。1時間目は「子ども」「保護者」、2時間目は「教員」「地域」とそれぞれ二つのテーマがあり、参加者はいずれかを選び、ざっくばらんに語る。

 一部のみの参加も可。申し込みは公式サイト(https://ganbarumon.net/reserve)から。

【いまぜき・あきこ】1968年生まれ。2009年から本多聞小学校で4年、本多聞中学校で3年間PTA会長、副会長を務めた。現在は主任児童委員。福本靖校長との共著に「PTAのトリセツ~保護者と校長の奮闘記~」(世論社)。

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