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仲良くなったスキッパー(左)とホタルギツネのダンス(下坂敦俊さん撮影)
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仲良くなったスキッパー(左)とホタルギツネのダンス(下坂敦俊さん撮影)
ハシバミを歓迎する、こそあどの森の住人たち(樋口隆宏さん撮影)
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ハシバミを歓迎する、こそあどの森の住人たち(樋口隆宏さん撮影)

 神戸在住の児童文学作家・岡田淳の「はじまりの樹の神話」を、劇団四季がミュージカル化し、全国を巡演している。舞台衣装には兵庫・北播磨名産の播州織を採用。「原作のスケール感が舞台でどのように表現されているか、ぜひ家族で見に来てほしい」とアピールする。

 原作は人気シリーズ「こそあどの森の物語」の一編。森で暮らす読書好きの少年スキッパーは、しっぽの光る不思議なホタルギツネに導かれ、巨樹に縛られた少女ハシバミを助け出す。いけにえを逃れるため時空を超えてきた彼女は、「はじまりの樹」の神話に描かれた自身の役割を知ると、巨樹に潜む「リュウ」との戦いを決意。対決の直前、神話に隠された真実に気づいたスキッパーは、彼女のために声を上げる-。

 「コロナ禍にあって、『つながる』ことの大切さをテーマに据えた」と演出の山下純輝。原作のファンを裏切らないキャラクターの造形や、観客の想像に委ねる表現を目指したという。

 脚本・作詞の南圭一朗も「子どもたちに、この世界が可能性にあふれていることを感じてほしい」と強調。テーマソングが「劇中で主人公とともに成長するよう、こだわった」と話す。

 連携協定を結ぶ同県西脇市の播州織メーカーと共同開発した衣装の生地は、色糸で柄を織り出したもの。スキッパー役の権頭雄太朗は「自然な質感や見た目が、昔の時代の衣装にもマッチしている」とできばえに満足。人間の言葉をしゃべるホタルギツネ役の田中宣宗は「せりふが関西弁で書かれていて、とても苦労した」と笑いつつ、物語をリードする役柄に意欲をみせる。

 約2時間。兵庫県内の公演は、12月4日=赤穂市文化会館▽来年1月12日=神戸市・神戸文化ホール▽同29日=西脇市市民交流施設オリナス▽3月14日=尼崎市・あましんアルカイックホール。詳細は劇団四季のサイトで。TEL0570・008・110

(田中真治)

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