衆院解散後、初の週末となった16日、兵庫県内の選挙区には菅義偉前首相と、その政権を支えた前閣僚らが次々と応援に入った。新型コロナウイルス対応で行き詰まり、退陣を余儀なくされた菅氏らは、今になって成果を強調。一方、立憲民主党の幹部は「政治とカネ」の問題に矛先を向け、政権交代の必要性を訴えた。19日の衆院選公示を前に、与野党の前哨戦は激しさを増した。
「1年の短い内閣だったが、多くの課題に取り組んだ」。濃紺のスーツを着た菅氏は、阪急宝塚駅前に集まった大勢の聴衆を前にこう切り出した。
「欧米はロックダウンで感染者数を減らせなかった。日本ではワクチン接種しかないと判断し、1日100万回を目標に全力を尽くした」と胸を張り、「予想より早く接種が進み感染者が減った。正しい判断だった」と成果を誇った。
自民、立民、日本維新の会の三つどもえの激戦が予想される兵庫6区。菅氏は川西、宝塚、伊丹の3市であった自民前職、大串正樹氏(55)の街頭演説会に駆け付けた。
菅氏にとって大串氏は、自身を支持する中堅若手の無派閥議員グループ「ガネーシャの会」のメンバーで、携帯電話料金の値下げに取り組んだ間柄。大串氏は過去3回の衆院選で「自民1強」の追い風を受けて当選したが、逆風も予想される今回は「厳しい選挙になる」と応援を依頼した。
菅氏と入れ替わるように、小泉進次郎前環境相も応援で6区入り。「コロナ後を見据え、安定した社会を築くためには改革を進めるしかない」と力を込め、県内で勢力を拡大する維新を意識し、「維新は改革に取り組んでいる。このままでは関西から自民党がなくなる」と危機感も口にした。
菅政権でコロナ対応の中心を担った西村康稔前経済再生担当相(59)は、連立パートナーの公明前職、赤羽一嘉前国土交通相(63)の地盤、兵庫2区のJR兵庫駅前でマイクを握った。
西村氏が「コロナの感染拡大防止や中小企業支援のあり方を話し合ってきた盟友」と持ち上げると、赤羽氏は「劇的に感染が減っているのに、菅政権の功績が語られないのは残念」と声を張り上げた。
行き詰まったコロナ対応を振り返り、「批判を受けたが、逃げるわけにはいかない。それが与党の立場だ」と強調し、自公政権の意義を訴えた。
一方、立民の泉健太政調会長は、神戸・阪神間の立候補予定者の応援で兵庫入りした。駆け足で4カ所を巡り、JR六甲道駅前では兵庫1区で立候補予定の元職、井坂信彦氏(47)と並んで街頭に立った。
泉氏は、菅氏らが応援していた河井案里氏陣営による2019年参院選の買収事件など「政治とカネ」の問題に触れ、「汚い政治が多い」と与党を批判した。
「われわれは批判や反対ばかりする野党ではない。政策提案型の政党を目指す」とし、「所得税の減税や消費税の引き下げで皆さんの懐が温まり、お金を使える環境を整える」と訴えた。(西尾和高、金 旻革、長谷部崇)

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