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山之内すずさんが投票を呼び掛ける神戸市長選と衆院選の啓発ポスター=18日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
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山之内すずさんが投票を呼び掛ける神戸市長選と衆院選の啓発ポスター=18日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
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 17日に告示された神戸市長選(31日投開票)。市選挙管理委員会は今回初めて、啓発キャラクターに女性タレントを起用した。若者の政治への関心を高めるのが狙いで、同様の取り組みは全国の自治体で広がる。話題性アップには貢献しているようだが、肝心の投票率への効果はいかに-。

 「神戸の未来に意思表示を」。告示に先立って公開された同市長選のPR動画で、同市須磨区出身のタレント山之内すずさん(20)が、軽快なリズムに合わせて投票を呼び掛ける。

 同市長選ではこれまで、投開票日にちなんだオリジナルキャラクターを使用。例えば、前々回の2013年は投開票日が10月27日だったため、猫をモチーフにした「ニーナ」を使った。

 今回はCMやテレビ番組などに多数出演し、若年層を中心に人気が高い山之内さんに白羽の矢を立てた。ポスターやチラシ掲載だけでなく、オンラインイベントにも参加してもらうなどした。

 同市選管は「20代前半の投票率が特に低い。同年代の山之内さんの呼び掛けに共感してもらえれば」と期待する。ただ、タレントの起用は投票率アップにつながるのだろうか。

 市長選で毎回ゆかりの著名人を起用している横浜市。8月の選挙では、タレント石塚英彦さんと「AKB48」元メンバーの倉持明日香さんを採用。統一地方選と市長選が分離した1978年以降、衆院選と同日選だった09年を除き過去最高の49・05%を記録した。

 だが、この選挙はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致や新型コロナウイルス対策を争点に、現職に加えて元大学教授、元大臣、元知事2人らが立つ異例の混戦となった影響も大きい。著名人起用で投票率が前回より上向いた選挙も過去にあったが、俳優竹中直人さんを起用した13年は過去最低の29・05%だった。

 この他、女優の広瀬アリスさん(15年以降の静岡市長、市議選計4回、20年東京都知事選)や、浜辺美波さん(今年7月の東京都議選)らも啓発キャラクターを務めた。

 兵庫県内での事例は、05年の知事選だ。県選管はタレントの佐藤江梨子さんを起用したが、天候に恵まれなかったこともあり、投票率は過去最低の33・33%。知事選では94年にもプロ野球オリックス時代のイチローさん、98年には女優の浅野ゆう子さんを採用したが、いずれも投票率は30%台だった。

 タレント起用について、県選管の担当者は「話題性が高まり、選挙に親しみを感じてもらえる」と評価。だが投票率向上の効果は認められなかったといい、「結局は選挙自体の関心が高いかどうかによる」と指摘する。

 また、タレントの起用は費用がかさみ、不祥事などのリスクもある。このため、県選管は近年、県のマスコット、はばタンを多用する。担当者は「県民の認知度が高く、人気もある。おまけに費用も掛からない」と語った。(三島大一郎、初鹿野俊)

【特集ページ】神戸市長選2021

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