新型コロナウイルス禍で広がる格差、暮らしの立て直し、第6波への不安…。課題が山積する中で19日、公示された衆院選。各党は給付策や減税策など聞こえの良い公約を掲げるが、明確な選択肢は見当たらず、住民から怒りや疑問の声が上がる。一票に託す有権者は、始まった舌戦に厳しい視線を向ける。(まとめ・末永陽子)
「どの党も選挙ではいいことばかり言う。(給付金などの)ばらまきは結局、私たちの借金になるのに」
神戸市内のアルバイトの女性(32)は各党が選挙前、こぞって示した経済施策の財源を心配する。飲食店など勤務先が相次ぎ休業し、2度仕事を変えた。格差是正の論争を期待するが、「どの党も似たようなことばかり言ってる」と憤る。
「女性活躍の推進は票集めに使われ、争点になっていない」と嘆くのは、加東市社の主婦(55)。市が開く男女共同参画セミナーに参加するなど、ジェンダー政策に関心を持っている。与野党とも「女性活躍」を掲げるが、国会議員の女性の比率は低いまま。「ジェンダー議論は深まっていない。女性だけでなく若い議員も少ない」と指摘する。
コロナ禍で対面授業が減り、大学生活を奪われた学生は半ばあきらめ顔。外出自粛を呼び掛ける政府が一転、「GoToトラベル」事業を始めた際、神戸学院大4年の男子学生(22)=姫路市=は首をひねった。「本気で感染を抑える気があるのか」。政治に対する不信があるといい、「何かをいい方向に変えてくれる、という期待が今は持てない」と手厳しい。
コロナ対応の緊急事態宣言は解除されたが、兵庫県内の観光地の苦境は続く。豊岡市の出石城下町で土産物店を営む男性(82)は「昼間でも人通りはなく、売り上げは半分も戻っていない」とこぼす。所得を増やすという各党の主張に期待する一方、「国内の給与水準は長年上がっていない。本当に実現できるのか」と半信半疑だ。
神戸市中央区の医師(40)には、政府のコロナ対策は後手に回っているように見える。昨秋に診療所を開き、感染リスクに直面しながら患者と向き合ってきた。
「国内の初感染から1年半も時間があったのだから、時短要請以外の対策も打てるはず」と批判。第6波の到来に備え、「時短要請するにしても根拠がなければ国民は納得しない」と具体的な政策論争を求めた。
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