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投票率アップに向け、神戸市長選で初導入された「記号式」の投票用紙(下)。同日の衆院選は従来の「自書式」(上)が使われる
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投票率アップに向け、神戸市長選で初導入された「記号式」の投票用紙(下)。同日の衆院選は従来の「自書式」(上)が使われる

 【質問】投票する時、候補者名や政党名を投票用紙に書くのが当たり前になっていますが、書き間違いなどで無効にならないか、毎回心配です。こうした方式を続ける国は世界でも少ないと聞きます。候補者名に印を付けるなど、正確で効率的な仕組みにできないのでしょうか。

 有権者が投票用紙に直接記入する方式は「自書式」と呼ばれます。最も単純な方法ですが、書き誤ったり、略し過ぎたりして、毎回、一定の疑問票や無効票が出てしまいます。

 その問題点を補うのが、あらかじめ投票用紙に印刷された候補者名に丸印を付ける「記号式」です。その利点は、文字を書きにくい障害者や高齢者も投票しやすく、疑問票や無効票も減って、集計のスピードが上がる、といった点です。

 地方選挙では早くから導入され、1962年と70年の公職選挙法改正で、自治体が条例化すれば可能になりました。衆院選と同日投開票される今回の神戸市長選でも初採用されました。一方、国政選挙で記号式は一度も実施されていません。なぜなのでしょう。

 あまり知られていませんが、94年に改正された公選法は、国政選挙でも記号式を採用しました。ですが、自民党議員が「有権者に名前を書いてもらうことが、政党や政治家の財産だ」などと主張し、95年に自書式へと戻されたのです。

 確かに、記号式にも課題はあります。候補者が確定しないと投票用紙を印刷できないため、公示(告示)日の午後5時以降に印刷を始め、翌日朝には各期日前投票所に用紙が届いていなければいけません。

 なお、地方選挙でも期日前投票での記号式は認められておらず、今回の神戸市長選も期日前投票や不在者投票は自書式です。投開票日、神戸市内では記号式と自書式が混在しますが、民意をより反映する在り方も考える機会となるのではないでしょうか。(衆院選取材班・佐藤健介)

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