現職大臣として臨んだ衆院選で負けるわけにはいかなかった。兵庫12区の自民党前職山口壮氏(67)は、選挙区内に張り巡らせた後援会組織がフル稼働。新型コロナウイルス対策などで与党への厳しい風当たりをはねのけ、7期目の当選を確実にした。「大きな力をいただいた。環境大臣として身を粉にして頑張りたい」。支援者らが駆けつけた相生市内の事務所で深々と頭を下げた。
衆院解散の10日前、環境相として初入閣を果たした。旧民主党出身で、自民入りした山口氏の後ろ盾となってきたのは、前幹事長の二階俊博氏。自民総裁選の経緯を踏まえ、山口氏は「二階派から大臣に選ばれるなんて思いもしなかった」と振り返った。
演説では早速、現職大臣の強みを生かし、環境政策の訴えに力を入れた。「環境問題に国境なし。イノベーション(技術革新)と各国のつながりを構築して環境問題解決を目指す」と主張。日本海中心の経済連携といった元外交官の視点を入れた政策案も打ち出し「できるのは私しかいない」と支持を呼び掛けた。
自身の後援会組織を小学校区単位に細分化し、統廃合された校区も含めて99組織に再編。旧24市町にまたがる広い12区内をくまなく遊説に回り、日中は選挙カーで山間部の集落へ出向くなど、1日200~370キロを走り抜けた。
環境相の公務や他候補の応援で選挙区を離れた際は、若い世代の後援会員らが中心となり、インターネットを通じた情報発信も強化した。個人演説会にはビデオ会議を導入。遠隔地からでもオンラインでスクリーン越しに「ぜひ大きな仕事をさせてほしい」と訴え、有権者に生の声を届けることにも成功した。
また、支持基盤を手堅くまとめていく中で、今夏の兵庫県知事選の「しこり」払拭にも気を配った。
前知事の井戸敏三氏や一部の地元県議らが推した候補者ではなく、自民と維新が推薦した現知事の斎藤元彦氏を支援した山口氏。井戸氏の地元たつの市では「維新だけが推薦する知事を誕生させるわけにはいかなかった。斎藤さんの支援は断腸の思い」と釈明した。
当選確実の一報に沸く事務所で、支持者から花束を受け取った山口氏。報道陣の取材に対し「12区内の期待を受け止め、新時代に向かって役割を果たしていきたい」と抱負を語った。(村上晃宏)
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