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当選を果たし支援者と喜ぶ中野洋昌氏=尼崎市昭和南通7(撮影・斎藤雅志)
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当選を果たし支援者と喜ぶ中野洋昌氏=尼崎市昭和南通7(撮影・斎藤雅志)

 過去2回続いた「公明党対共産党」の一騎打ちにれいわ新選組の公認候補が加わり、新たな構図となった兵庫8区。午後8時の投票終了直後、尼崎市内の事務所に「当選確実」の一報が入った。4選を確実にした公明前職の中野洋昌氏(43)は「コロナワクチン3回目の接種を始め、飲み薬の実用化も急ぎたい」と早くも次の仕事に意欲を語った。

 国土交通相や党幹事長を務め、8区の議席を7期23年にわたって守ってきた故冬柴鉄三氏から後継指名され、2012年衆院選から尼崎に根を張る。支持母体の創価学会を中心に組織戦を展開し、連立を組む自民支持層からも後押しを受けた。

 「実直で理解力がある。国や市との調整能力に優れている」。行政関係者や地元経済界からも信頼は厚い。選挙戦では、経産政務官として「持続化給付金」の対象拡充に努め、娘2人の親として尼崎の小中学校の教育環境を改善に導いてきた実績をアピールした。

 しかし、コロナ禍で思い通りのスタートは切れなかった。街宣をしても4年前ほど集まらず、9月初めには山口那津男代表が来援して支持母体を引き締めたが「手応えが全く分からなかった」と陣営幹部。そこで、とにかく地域を回り支持者固めをすることにした。

 尼崎に多い奄美大島の出身者らに向けてニュースを発行したり、冬柴氏から引き継いだ地区で秋祭りに参加したり。さらに各地区の支援者宅を拠点として集中的に回る「移動事務所」の戦略も繰り広げた。選挙カーでまちを巡ったのは最終盤の1日だけ。中野氏も「東京都議選で党の応援に入った時の方がたくさん乗っていた」と明かす。

 会員制交流サイト(SNS)を充実させようと専門のスタッフを配置した。米コロンビア大で同窓生の小泉進次郎前環境相(自民)と共演動画を投稿するなど、今回はネット上での露出も意識してきた。

 ただ、自公政権への批判も浴びた。「コロナで苦戦の続く中小企業への支援が不十分だ」「感染第6波への対策はどうなっているのか」…。盤石の支援を得られてはいないと実感せざるを得なかった。

 事務所で支援者らと万歳し、寄せ書きの色紙を受け取った中野氏。「今までにないほど厳しい声を聞いてきた。尼崎の未来のため、しっかりとした経済対策を打っていきたい」と口元を引き締めた。(竹本拓也)

【特集ページ】衆院選2021

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