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東遊園地に設置されているガス灯「1・17希望の灯(あか)り」のそばで来年の追悼行事について説明する実行委員長の藤本真一さん(左)ら=神戸市中央区
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東遊園地に設置されているガス灯「1・17希望の灯(あか)り」のそばで来年の追悼行事について説明する実行委員長の藤本真一さん(左)ら=神戸市中央区

 阪神・淡路大震災が発生した1月17日に神戸市中央区の公園「東遊園地」で開かれる追悼行事「1・17のつどい」について、実行委員会は16日、公園の再整備工事の影響で、来年は規模を縮小する方針を示した。恒例の震災関連の展示や炊き出しを中止するほか、竹灯籠で「がんばろう」や「きざむ」といった言葉をかたどってきた文字の大きさを3分の1程度にする可能性もある。

 カフェ・レストランが入る施設や子ども向け図書館などをつくる公園の再整備工事は今月に着手、2023年秋に全体が完成する計画で進む。追悼行事当日は例年に比べて出入り口の数が減り、利用できるスペースも限定されるため、規模を縮小せざるを得ないと判断したという。

 竹灯籠は関西圏の市民団体などが竹を切り出し、例年は約5千本を使っていたが、本数を減らす方針。灯籠への点火については関係者のみに限定するか、一般参加者も参加してもらうかなどを検討していく。鎮魂の思いを込め、鳥取県江府町から届く雪でつくる雪地蔵は中止する。

 実行委の藤本真一委員長(37)は「見通しが悪い暗闇の中を来場する、高齢の遺族らの安全を確実に確保する方法を考えたい」と話した。12月上旬には内容を決定するという。(堀内達成)

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