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「既存の枠にとらわれない公演にしたい」と豊富を口にする鈴木優人=兵庫県立芸術文化センター
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「既存の枠にとらわれない公演にしたい」と豊富を口にする鈴木優人=兵庫県立芸術文化センター

 国内外で活躍する指揮者で、鍵盤楽器奏者の鈴木優人が大みそか、兵庫県立芸術文化センター(西宮市)でジルベスター・ガラ・コンサートでタクトを振る。ヘンデルのオペラ曲、からストラビンスキーのバレエ組曲など多彩な選曲。コンテンポラリーダンスとの共演も見どころで、「既存の枠にとらわれない新しい音楽世界を演出したい」と意欲を見せる。

 オランダで生まれ、小学生時代を神戸で過ごした。父は指揮者で、バッハ作品などの演奏で知られる「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」を創設した鈴木雅明。現在、優人はBCJの首席指揮者を務める。芸文センターでは父と共演したことがあり、故郷での舞台を大切にしてきた。

 今回は前半がバロック色が強い。ヘンデルの作品からソプラノの森麻季、バリトンの大西宇宙が歌劇「リナルド」より「涙の流れるままに」を披露する。「水上の音楽」より2曲も盛り込んだ。「年末公演らしく、華やかな気分を味わってもらいたい」。

 後半はコンテンポラリーダンスの小尻健太が登場。フィギュアスケートの日本選手の表現指導でも知られる。ストラビンスキー作曲、「バレエ・リュス」の代表作「火の鳥」を、コンテンポラリーダンスで現代風にアレンジする大胆な試みだ。

 「見たことのない火の鳥になると思う。コンテンポラリーの即興性を生かしつつ、現代的な要素を盛り込めるのでは」と狙いを話す。シュトラウス2世のワルツも演奏する。

 神戸には知人も多い。「コロナ禍で世界中が大変な時代だが、音楽は嫌なことを忘れさせてくれる力がある。1年の総決算を楽しんでいただける公演にしたい」と抱負を口にした。

 演奏は兵庫芸術文化センター管弦楽団。午後3時開演。2千円~5千円。同センターチケットオフィスTEL0798・68・0255

(津谷治英)

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