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憧れの水素バスの運転席に座る長田悠さん=姫路市日出町2
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憧れの水素バスの運転席に座る長田悠さん=姫路市日出町2
この日の体験で“乗務”した3台のバスの前で父親と記念撮影する長田悠さん=姫路市日出町2
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この日の体験で“乗務”した3台のバスの前で父親と記念撮影する長田悠さん=姫路市日出町2

 悪性の脳腫瘍と闘う姫路聴覚特別支援学校中学部2年、長田悠(おさだゆう)さん(14)=兵庫県宍粟市=がこのほど、神姫バスの一日運転手になった。長田さんが大のバス好きと聞いた同社の全面協力で実現。用意された制服に身を包み、路線バスの運転席に座ったり、最高級の観光バスの乗り心地を楽しんだり、特別な時間を過ごした。(山本 晃)

 「辞令 長田悠。一日運転士として姫路営業所勤務を命ずる」。長田さんは同社の姫路営業所姫路東出張所(姫路市日出町2)で、長尾真社長から緊張した面持ちで辞令や特注の名札を受け取った。出発前検査を見学した後、今年4月に運行が始まった燃料電池バス(水素バス)の運転席に座り、クラクションを鳴らしたりドアを開閉したりした。

 長田さんは3歳の時、脳腫瘍の一種、多発性髄芽腫と診断され、放射線治療などを続けた。1年半前から神姫バスで通学し始めたことをきっかけにバスの大ファンに。「多くのお客さんを乗せて走る姿がかっこいい」。いつしか将来の夢は運転手になった。

 しかし、治療による副作用で肺の状態が急に悪化。酸素吸入が常時必要になり通学が難しくなった。「元気なうちに夢をかなえてあげたい」と、父圭司さん(50)と通院先の姫路医療センター(姫路市本町)の看護師が同社に掛け合った。

 長田さんは「とても楽しかった。夢はかなったけれど、これからも神姫バスに乗り続けたい」と笑顔。圭司さんも「会社や病院の協力あってこそ。素晴らしい思い出ができた」と感慨深げだった。

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