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 新型コロナウイルスワクチンの接種から半年後、発症リスクが増大か-。兵庫県明石市の大久保病院は、2回接種を済ませてから約6カ月が経過した職員383人の血液を調査した結果、ウイルスを抑える力を示す「抗体価」がその約4カ月前の時点に比べ、平均7分の1程度に低下したと明らかにした。

 予防効果は抗体価の数値だけでは測れないものの、同病院は、2回接種から半年程度で発症のリスクが高まるとみている。

 同病院の職員は5月中旬から6月初旬にかけて、米ファイザー製ワクチンを2回接種した。この1~2カ月後、396人を調べると、年齢が高くなるほど抗体価は低くなったが、全年代で効果がうかがえる一定以上の数値が出た。

 2回接種を終えてから5~6カ月が経過した11月、調査を再び実施。前回とほぼ同じ職員が対象で、平均42・4歳だった。前回の全年代での抗体価中央値を1とすると、今回は60代で0・1倍未満まで低下。一番高い20代でも約0・2倍にとどまった。各年代でみても抗体価の数字は85~89%も減少した。

 同病院の山村誠院長は「接種による免疫の持続性について、一定の参考になるのではないか。(12月から始まる)3回目の接種は、流行の『第6波』を防ぐ上で重要になる」と話す。職員らは3回目の接種から1カ月後、再び抗体価を測定する予定という。

 厚生労働省は接種の2回目完了から原則8カ月以上の経過を3回目の対象としつつ、クラスター(感染者集団)が発生した施設などは6カ月に短縮できる方針も示した。これまでも、半年以内に効果が薄れ始めるという研究結果がある一方、抗体が減っても、重症化予防の効果が弱まるわけではないとの見解もあった。(井川朋宏)

【中和抗体と抗体価】 ワクチンの投与などにより、体内でつくられ、異物に反応する抗体のうち、「中和抗体」は血中で標的のウイルスに直接くっつき、その働きを抑える。「抗体価」は、中和抗体などにより、再感染や発症、重症化を防ぐことができる力の程度を示す。

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