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 兵庫県保険医協会は2日、県内全41市町の教育委員会などを対象に行った校舎へのアスベスト(石綿)使用に関する調査結果を発表した。飛散リスクの高い吹き付け「あり」は3%だったものの、「なし」と答えた公立学校園のうち、約8割については調査時期が10年以上前か、不明だった。有資格者による調査は2割強で、実態把握の不十分さが明らかになった。

 同協会が2020年10月~21年9月に調査し、計1431校園について回答があった。アスベストを吹き付けた「レベル1」は伊丹、西宮、姫路市などで計42校園。体育館や階段の天井など、ほとんどは対策済みだった。断熱材や保温材などに使う「レベル2」は、14%の200校園だった。

 一方、吹き付けがないとしたのは1332校園。ただし、調査時期を問うと、半数近くが2010年以前の古い調査で、約3割は時期が不明だった。さらに、調査者については、外部委託などによる有資格者は24%にとどまり、半数近くが資格のない自治体職員や学校関係者らが実施。「不明」も3割弱に上った。

 調査を主導した同協会環境・公害対策部で医師の上田進久さん(72)は「問題意識が低く、安全管理記録などもなく、教育委員会の責任感は希薄さがぬぐえない。文部科学省が行った調査では抜け穴だらけだったということ。全国一斉の正確な再調査が必要だ」と訴えた。(井川朋宏)

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