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カミングアウトしやすい職場づくりを求める尼崎市の職員向け冊子「性の多様性への理解を深めるサポートブック」
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カミングアウトしやすい職場づくりを求める尼崎市の職員向け冊子「性の多様性への理解を深めるサポートブック」
カミングアウトについて説明する尼崎市の職員用「性の多様性への理解を深めるサポートブック」
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カミングアウトについて説明する尼崎市の職員用「性の多様性への理解を深めるサポートブック」

 兵庫県尼崎市保健所の幹部が、バイセクシュアル(両性愛者)の30代の男性職員に、市民へのカミングアウトを控えるよう指導していた問題について、当事者支援団体の代表と公務員倫理に詳しい大学教授の2人に聞いた。

【LGBTの支援に取り組む認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」村木真紀代表の話】企業や官公庁で上に立つ人は差別を助長させず、是正していくことが期待される。今回の尼崎市の対応は、LGBTへの差別や偏見を認める態度に映りかねない。性的指向を開示することに公務員であるかどうかは関係がなく、「異性愛者だとよくてLGBTはダメ」というのはアンフェアだ。

【公務員倫理に詳しい中谷常二・近畿大教授(ビジネス倫理論)の話】そもそも尼崎市は、なぜ元職員を1人で市民団体のクレームの矢面に立たせてしまったのか。相手側が公務と関係がないことを話題にし、職員個人の私的な事柄に対して「不快」と示してきた段階で、行政組織として職員を守るべきだった。市の対応の仕方に違和感を覚える。

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