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建設工事受注動態調査票。書き換えが問題となったのが受注高の欄だ
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建設工事受注動態調査票。書き換えが問題となったのが受注高の欄だ

 国土交通省が建設業者の受注に関する統計調査を書き換えていた問題で、兵庫県も同省の指示に従い、提出が遅れた建設業者の調査票を書き換えていたことが、県への取材で分かった。

 県技術企画課によると、県は毎月、約360社分の調査票を回収。確認した2018年度であれば、全体の5%弱に当たる約200件が遅れて提出され、その中に書き換える行為があったという。同課は具体的な件数は「分からない」とするが、書き換えは19年12月の提出分まで続いた。

 遅れて業者から数カ月分がまとめて届いた場合は、同省の手引(マニュアル)に準じ、全ての調査票から「受注高」欄の数字を消し、合算した数字を最新月分に記入していた。他の月の空欄には同省が推計値を書き加えていたが、気付かなかったという。

 同課の上田英則課長は「国の手引に従っていたが、正確な数字が反映されず事業者に申し訳ない」と話した。(大島光貴)

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