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座席近くのサーキュレーターで天井部の排気ダクトに空気を送り込むテストの様子=神戸新開地・喜楽館
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座席近くのサーキュレーターで天井部の排気ダクトに空気を送り込むテストの様子=神戸新開地・喜楽館

 新型コロナウイルス禍でも安心して寄席に来てほしいと、上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)が、新たな換気システムを導入した。

 座席近くに静音サーキュレーターを6台新設し、天井部に整備した排気ダクトに空気を送り、屋外へ排出する。塗装施設での換気法を応用した仕組みで、現在より約6倍速い20分程度で換気が可能になるという。

 これまでも換気扇、二酸化炭素濃度測定器などを使い、国や業界の基準を守る換気を行ってきた。今回は塗装施設の換気を手掛ける大阪の企業から提案を受け、スモークを使って空気の滞留や動きを調査。設備の整備を進めてきた。

 現在は収容定数の半数程度の座席数で運営しているが、ワクチン接種が進んだ今も客足が伸び悩む。高四代(たかよんだい)館長は「お客さんの不安を解消するために換気を強化した」と話した。(金井恒幸)

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