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システム障害を謝罪する文書が貼られたATMコーナー=16日午前、姫路市南駅前町
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システム障害を謝罪する文書が貼られたATMコーナー=16日午前、姫路市南駅前町

 播州信用金庫(兵庫県姫路市)で15日夕に発生したシステム障害は、16日午前6時40分に復旧した。県内に151台ある現金自動預払機(ATM)は午前8時の稼働開始後、一部で正常に動かない機械があったが、順次再開。県内65カ所の店舗窓口を含め、午前11時20分に完全復旧した。

 同信金によると、午前10時の段階で未稼働のATMは姫路、加古川市内などの4台。いずれも支店内の別のATMで入出金ができ、大きな混乱はなかった。

 障害は15日午後4時15分ごろに発生。全店のATMが停止し、インターネットバンキングや他の金融機関のATMでの引き出しなどもできなくなった。姫路市内のシステムセンターにあるホストコンピューターの不具合とみられ、原因を調べている。

 15日は年金の支給日でもあり、ATMに通帳やカードが取り込まれて戻らない事案が約100件あった。同信金は16日朝から対象者への返還作業を進めた。

 同信金経営企画部は「多大なご迷惑をかけ、おわびする。原因を明らかにし、再発防止に努めたい」としている。

 JR姫路駅前の本店にはATMコーナー入り口にシステム障害を謝罪する文書が張られた。同市のパート女性(73)は15日夕方に年金支給を確認しようとしたが、「使えなくなっている」と知らされ断念した。16日の朝一番に出直し、スムーズに操作できたという。「正月に向けて孫へのお年玉も準備しないといけないし、ちゃんと使えて一安心」と話していた。

(高見雄樹、上杉順子)

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