兵庫県は２２日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が確認された人の濃厚接触者に県内在住者が１１２人いると発表した。うち２７人は１１～１５日に海外から到着し、乗客のオミクロン株感染が判明した航空機１３便の同乗者。帰国時の空港検疫では全員が陰性で無症状だったという。

　県によると、到着空港の内訳は関西空港が５便、羽田、成田空港が４便ずつ。多くは自家用車などで帰宅したか、県の宿泊療養施設に入所したといい、全員を対象に同施設への入所を調整中。県はおおむね２日おきにＰＣＲ検査をし、２週間健康観察を続ける。

　県内のオミクロン株濃厚接触者は計２００人。うち３８人は健康観察期間を終えており、陽性者は出ていない。（大島光貴）

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