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帰省客らで混み合う山陽新幹線新神戸駅のホーム=29日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
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帰省客らで混み合う山陽新幹線新神戸駅のホーム=29日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)

 古里で年越しする人らの帰省ラッシュが29日、始まった。新型コロナウイルスの感染が国内で広がってから2回目の年末となり、変異株「オミクロン株」の拡大が懸念されるものの、昨年より感染者が減っていることもあって鉄道の利用者らは増加。兵庫県内では新幹線の駅などが混み合った。

 JR西日本によると、今年の新幹線や在来線特急の予約は昨年より85%増え、コロナ禍前の6割まで戻った。

 新幹線はこの日、新大阪駅で下りの自由席乗車率が一時120%になるなど多くが混雑。新神戸駅(神戸市中央区)のホームでは朝から、スーツケースや土産袋を手にした親子連れらが列を作った。小学5年の女子児童(11)=同市西区=は家族4人で祖父母が住む千葉県へ。会うのは2年ぶりといい、「一緒に百人一首をしたい」と顔をほころばせた。

 空の便も利用者が増加。全日本空輸(ANA)によると、年末年始の大阪(伊丹)、神戸空港の予約率は6~7割と前年から2割程度回復し、九州や沖縄方面に向かう便は満席もあるという。

 京阪神の高速道路も断続的に渋滞。西日本高速道路会社によると、Uターンのピークは1月2~3日を見込む。(名倉あかり)

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