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 兵庫県で30日、初めて市中感染が確認された変異株のオミクロン株。感染症に詳しい関西福祉大(赤穂市)の勝田吉彰教授は「事態は想定内。感染力が強く、デルタ株からの置き換わりが速いので、これから拡大するのは間違いない」と指摘する。

 欧米で増加した推移を基に、国内でも特に1、2月に増加期が訪れると予測。「デルタ株より高い波になるかもしれないが、無限には増え続けず、どこかで高止まりする」と話した。また、オミクロン株の重症化率は、デルタ株に比べて低いとされるが「感染者が大幅に増えれば、重症者も増えるだろう」と注意を促す。

 ワクチンの効果は、発症予防で低下する報告がある一方、重症化の予防は一定程度保たれるともされる。「高齢者や持病がある人、健康診断で問題があった人は3回目の接種を早めに受けた方がいい」とした。

 感染対策は従来通り、マスク着用や3密回避のほか、空気を介した感染を防ぐため、寒い時期でも換気の徹底を呼び掛ける。

 年末の帰省については「もう止めることはできないので、高齢者らリスクがある人との接触は最小限にした方がいい」と指摘。初詣についても「体調がいつもと違ったら行くのを控え、元気な人も境内だけでなく、周辺でも人との距離を保つといった注意が必要」と話した。(井川朋宏)

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