火の正しい扱い方を学び、火に親しむ「火育(ひいく)」が注目を集めている。近年はオール電化の家庭も多く、子どもが火に接する機会は減少。一方で、火を学ぶことは災害時にも役立つため、「生きる力」につながると期待される。密を避けるコロナ禍でのアウトドアブームも、火育の追い風となっているようだ。(中島摩子)
「松葉を入れたら、よく燃えるよ」「ビー玉は燃えないね」
兵庫県西宮市南郷町にある幼保連携型認定こども園「ニコニコ桜保育園」で12月下旬、年長の20人が園庭でたき火を囲んでいた。
園では一昨年からたき火を保育に取り入れ、昨年度は80回ほど実施した。きっかけは、給食時にサンマを七輪(しちりん)で焼き、子どもたちが火に興味を持ったこと。それから、マッチを使ったり、たき火で調理をしたり、何が燃えやすいかを調べたり…。
「遊びの中で、日常的に体験して試して、火との付き合い方を身につけてほしい」とは、保育教諭の大山なつみさん(36)だ。
たき火の前にバケツに水をくみ、火の後片付けも自分たちでする。今では危険を感じると、お互いに注意し合うようになった。「教材として幅広い可能性がある。生きていく力につながると思う」と話す。
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大山さんも以前から知っていたという「火育」の言葉は、大阪ガス(大阪市)や教育の専門家らが10年ほど前から提唱してきた。
「火育で得られるたくましさ、賢さは、災害時の対応力にも結びつく」と話すのは、園田学園女子大(尼崎市)の児童教育学科教授で、元小学校教諭の廣岡正昭さん(71)だ。
便利な現代社会になり「子どもたちはリアリティーを持って、ものを考える力が弱っている」と嘆き、「自然のありがたさ、怖さの両面を知り、想像力を育む重要性は、年々増している」と強調する。
そして今、防災意識の高まりやコロナ禍のアウトドアブームを背景に、火を扱うイベントに関心が寄せられているという。
神戸市立自然の家(神戸市灘区六甲山町)では昨年秋、「火起こし体験キャンプ」を初めて実施した。小学生20人が参加し、ライターやガスを使わない火起こしに挑戦した。施設では、火やナイフの正しい使い方を学ぶ小中学生の「72時間サバイバルマスター講習-災害時に生き抜く力を学ぶ」も実施している。
豊岡市立竹野子ども体験村(同市竹野町竹野)も、火起こしから取り組む「薪1本で炊ける? ごはん炊き体験」を用意。防災士の資格を持つスタッフの服部恵山(しげたか)さん(38)は「火育」を推奨し、昨年は、自然学校で訪れた小学生やキャンプ場を利用した親子ら約500人が体験したという。
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