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新型コロナウイルスのワクチン接種(資料写真)
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新型コロナウイルスのワクチン接種(資料写真)

 兵庫県が14日に姫路と西宮に開設する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で、3回目接種の予約が低調だ。両会場で1日500人が接種できる規模を確保したが、多くの高齢者に接種券が届いておらず、12日午後1時の時点で、初日の14日の予約は姫路会場で11人(1日当たり接種能力の2%)、西宮会場で75人(同15%)にとどまっている。

 2回目から3回目の接種間隔は医療従事者は6カ月以上、高齢者は7カ月以上とされるが、新型コロナの新変異株「オミクロン株」の広がりを受け、多くの自治体が高齢者接種の前倒しを模索。兵庫県はいち早く、旧姫路市文化センター(姫路市西延末)と旧「西宮市にしきた接種会場」(西宮市深津町)で、14日から大規模接種会場を開設すると決め、7日からネット予約を、11日から電話での接種予約の受け付けを始めた。

 ただ、3回目接種を予約するには、市町から送られてくる接種券が必要となるが、早期の接種を呼び掛ける高齢者の多くに券が届いていない。すでに接種券が届いている医療従事者は、自身が勤める病院などで接種できる人が多く、大規模接種を利用する人は一部に限られる。

 西宮市で接種券が発送されている高齢者は約2千人。多くは高齢者施設の入所者で、施設で接種する。姫路市でも一般高齢者に接種券を発送しておらず、同市の担当者は「1月中に県の大規模接種会場の予約を姫路市民で埋めることは難しい」と話す。

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