「練り物」に合うビールを自前で仕込もうと、水産練り製品の製造販売を手掛けるハトヤ(兵庫県姫路市)が、本社敷地内にクラフトビール醸造所「姫路鳩屋麦酒」を開設する。松本敏郎社長(50)自らクラフトビールメーカーで研修を積むなど、醸造責任者となるべく猛勉強中。酒造免許の申請・取得を経て、早ければ今夏の初出荷を目指しており、新たな姫路の食文化として発信にも力を入れる。(段 貴則)
同社は1946年創業。職人による昔ながらの手作り製法にこだわり、ハトヤのミンチフライをもじった商品「ハトミン」は、創業から変わらぬ味を守る。魚のすり身と刻んだ玉ねぎを混ぜ合わせ、パン粉を付けて揚げたシンプルさゆえに、さまざまな味わい方ができ、ロングセラーとなっている。
練り物会社がビール醸造に挑戦する背景には、練り製品の需要低迷がある。かまぼこ(水産練り製品)発祥の地と伝わる兵庫県のメーカーを含め、国内全体の生産量は、ピークだった75年ごろの半分以下にまで減っているという。松本社長は「練り物は酒のアテになる。相性のいいビールを造り、相乗効果を狙いたい」と話す。
構想を練る中で、刺激となったのは、上郡町のブドウ農家・田中源道さん。田中さんは50歳で脱サラして姫路から移住。ブドウ畑を引き継いで栽培を始め、収穫した実でワイン醸造にも取り組んでいる。松本社長は「同世代で新しい分野に挑戦する姿勢に影響を受けた。ビールは当初3種類で始めるが、新たなレシピを増やしていく」という。
姫路では現在、地元のバー経営者らが開設準備を進める醸造所「イーグレブルワリー」など、クラフトビールづくりの動きが活発。一方で、古くから播磨は日本酒やしょうゆなどの醸造商品づくりが盛んな土地柄でもある。
松本社長は「揚げたてのハトミンとクラフトビールをぜひ味わってほしい。姫路に個性あるクラフトビールが増えていくことで、日本酒、しょうゆに次ぐ新たな分野として播磨の醸造文化に加えられたら」と力を込める。
【播磨の醸造文化】古くから播磨は、日本酒やしょうゆなど醸造商品の産地として知られる。奈良時代に編集された地誌「播磨国風土記」には、現代の日本酒に通じる製造方法が登場。こうじを使って日本酒を造ったという記述があり、場所は宍粟市・庭田神社と考えられている。そのため播磨を「日本酒のふるさと」としてアピールする動きも活発。姫路など播磨圏域連携中枢都市8市8町は2019年から「醸す造る播磨プロジェクト」に取り組み、醸造を切り口にした地場産品のブランド化や食文化継承を目指している。
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