患者が「動かしたい」と考えるだけでロボットが意思を察知し、手足のリハビリをサポートする-。尼崎市の兵庫県立尼崎総合医療センターでは、そんな近未来的な風景が日常的に見られる。2017年にロボットを導入し、子どもから高齢者まで延べ約200人のリハビリに活用してきた。同センターは「ロボットリハビリの拠点病院になるのが目標」という。(霍見真一郎)
最初に導入したのは、筑波大発のベンチャー企業「サイバーダイン」が開発したロボット「HAL(ハル)」の二つのタイプ。
下半身全体をサポートする「両下肢タイプ」は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)など8疾患を対象に、16年に保険適用となった。一方、肘や膝をサポートする「単関節タイプ」は、曲げ伸ばしする筋肉につけた五つのセンサーパッドで、患者の意思を伝える微弱な電気信号を読み取り、関節の動きを助ける。
これまで神経や筋肉の難病患者のリハビリは、理学療法士や作業療法士が、患者の手足を持って曲げ伸ばしをサポートしてきた。
だが、全く動かないケースもあり、機能改善にどの程度つながっているか分からない部分もあったという。動かなくなった手足を患者がほかの筋肉や神経で補って動かすことで、強い癖がついてしまうこともあった。
これに対しHALは、意思を伝える電気信号だけで、動かなかった体の部分が動く。患者の疲労を抑えつつ、まひになる前の動きを繰り返し学ばせることができた。神経回路が再び活性化し、質の高いリハビリが可能になったという。
両下肢タイプは延べ51人、単関節タイプは延べ87人の難病患者や脳出血患者らに使用してきた。
20年7月には、歩行時の股関節の動きをセンサーで検知し、モーターの力で補助する歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」も導入。延べ56人が使用した。
山田圭介・脳神経外科科長(61)は「ロボットは、人間と仕事を取り合う敵ではなく、新たな手段のひとつ。いろんなことに挑戦して病院発の研究をしたい」と意気込む。作業療法士の正垣明さん(41)は「体の一部が動かず人生を諦めかけていた人が、明日もロボットリハビリしたいと話す姿に可能性を感じた」と語った。
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