兵庫県たつの市生まれで、童謡「赤とんぼ」を作詞した詩人・三木露風(1889~1964年)が、関東大震災(1923年)からの復興を願って書いた詩「壊滅の都を回顧して」の直筆原稿用紙が見つかった。作品は全集にも未収録で研究者間でもほとんど知られておらず、原稿を預かった市立霞城館(同市龍野町上霞城)が「防災を考えるきっかけに」と展示している。(直江 純、勝浦美香)
200字詰めの原稿用紙で計11ページ。同県佐用町の古書収集家、道上誠さん(70)が東京・神田の古書店で数年前に購入した。「赤とんぼ」の発表から100年を迎えた昨年、霞城館が露風の資料を募っていたのを知り、神戸新聞社を通じて同館に預けた。
作中で露風は「同じ月の記念の時はくる。人々よ、今、眼を上げて復興への大気運を看、其後ちの事を想へ」と国民に呼び掛け、政府には「役人達よ 良政を以て精神の復興を仕なければならぬ」と戒めている。
古書店の販売目録には「三木羅風詩稿」とのみあり、掲載先など詳細は分からなかったが、童謡などにも関心のある道上さんはコレクションの一つとして購入した。関東大震災当時、露風は北海道南部のトラピスト修道院で講師を務めており、ローマ(羅馬)教皇にちなんで「羅風」と改名していた時期だった。
露風に詳しい近藤健史・元日大教授が調べると、震災1年半後の25年3月号の雑誌「抒情詩」に掲載されていたことが判明した。露風が晩年に住んだ東京・三鷹市所蔵の直筆ノートにも草稿が残っており、震災11カ月後の24年8月に執筆したと特定できた。
震災6日前には、新聞で「ノアの洪水」と題した詩も発表していた。朝鮮半島での水害を描きつつ「罪に溺るるのは なほ洪水によつて溺るるよりひどいものかもしれない」などと書いた露風は、期せずして大災害を予言するような内容となったことを悔やんだとされ、震災以降は災害をテーマにした詩や文章も多く発表している。
「壊滅の-」について、近藤元教授は「カトリックの影響が強いが、聴衆に訴える演説のようなリズムも感じさせる」と指摘。同じ3月号には「緑の園」「鳩」という穏やかな詩2編も掲載しており、「2編で復興後の理想を表現したのだろう」と分析している。
霞城館は原則月曜休館。同館TEL0791・63・2900
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