新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染急拡大が兵庫県の保育現場を直撃している。園児や保育士が陽性になったり濃厚接触者になったりし、休園や自宅待機が頻発。幼い子どもを一人にできず、出勤できない保護者が増えるなど影響は広がっている。(中島摩子、石沢菜々子、貝原加奈)
「次から次に陽性者が出て、混乱している」と同県尼崎市の担当者。同市では24日時点で19園が全面休園といい、「5人以上が感染したり、保育士が陽性や濃厚接触者になって体制が整わなかったりし、閉めざるを得なくなった」と話す。
西宮市でも25日時点で、私立保育所や認定こども園などの約1割に当たる13園が全面休園し、影響を受ける在籍園児は約870人に上る。ほかに、休園しないが陽性者と接触した園児は自宅で10日間の健康観察といった園もあり、同市は「自宅待機の園児数はもっと多い」とする。
西宮市では24日まで、「陽性者が1人出れば調査のため全面休園」などとしていたが、感染拡大により方針を転換。陽性者や接触者以外は登園を可能とした。ただ25日も陽性の報告は相次いだ。
神戸市でも、1月初めからこれまでに園児や職員に陽性が分かった保育所や幼稚園などは計165園に上り、全体の約2割を占める。陽性者が出たクラスの園児には、PCR検査や自宅待機を求めている。
□
保育園については、大阪市の松井一郎市長が「自宅で育てられる環境にある方は当面、通園をお控え願いたい」と表明。しかし兵庫県では「保育所が止まると社会が止まる。今は一律に登園自粛を要請する段階ではない」(姫路市)などと自粛を求めない反応が目立つ。
明石市も全体への要請は予定していないが、個別に自粛をお願いする園は出てきた。同市内では園児5人が感染し、複数職員が風邪症状で出勤できない園があり、25日から2日間、「自宅保育が可能な家庭」に登園自粛を求めた。
そうした中、阪神間などでベビーシッター派遣業務を手掛ける「マザーネット」(大阪市)には先週から問い合わせが殺到している。「保護者にとっては死活問題。なんとか対応したい」と上田理恵子社長。濃厚接触者でないと判断できれば、シッターを派遣しているが「感染リスクを考え、対応できないケースも出てきている」といい、頭を悩ませながらの対応が続く。
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら

- 新型コロナ
- 明石阪神
- 姫路
- 神戸新型コロナ
- 神戸東灘話題
- 阪神LGBT
- 阪神新型コロナ
- 新型コロナ
- 東播
- 堀江謙一さん
- 阪神新型コロナワクチン
- 姫路
- 神戸東播
- 明石
- 神戸
- 新県政始動
- 新型コロナワクチン
- 選挙
- 新型コロナ
- ウクライナ侵攻
- 文化
- 神戸
- 医療
- 文化
- 三宮再整備
- 神戸沖縄復帰50年
- 神戸
- 神戸
- 選挙
- 丹波
- 三宮再整備神戸
- 三宮再整備神戸
- 新型コロナ
- 神戸
- 防災
- 医療神戸
- 西播姫路
- 神戸阪神沖縄復帰50年
- 三宮再整備神戸
- 神戸
- 西播
- 新型コロナ
- 神戸
- 新型コロナ
- 神戸
- 新型コロナ医療
- 三宮再整備神戸
- 震災27年
- 選挙
- 選挙
- 沖縄復帰50年
- 新型コロナワクチン
- 神戸阪神淡路
- スポーツ神戸
- 新型コロナ
- ウクライナ侵攻
- 姫路
- 神戸
- 明石
- 神戸教育
- 神戸
- 神戸
- 丹波
- 神戸阪神沖縄復帰50年
- 神戸三宮再整備
- 新型コロナ
- 新型コロナ
- 沖縄復帰50年
- 東播選挙
- 医療
- 新型コロナ
- 県新幹部に聞く新県政始動
- 沖縄復帰50年
- ヴィッセル新型コロナ
- 淡路ウクライナ侵攻
- 阪神新型コロナ
- 選挙
- 新型コロナ
- ウクライナ侵攻
- 但馬
- 県新幹部に聞く新県政始動
- 但馬