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兵庫県立西宮病院(資料写真)=西宮市六湛寺町
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兵庫県立西宮病院(資料写真)=西宮市六湛寺町

 兵庫県は26日、県立西宮病院(西宮市)で腎臓移植手術を受けた60代の女性患者に処方する免疫抑制剤を、誤って過少に投与していたと発表した。担当医師による電子カルテの入力ミスが原因で、女性は拒絶反応の症状が出て緊急入院したが、現在は改善し退院している。

 県によると、女性は昨年7月に腎臓移植手術を受け、拒絶反応を抑える4種類の免疫抑制剤を服用。女性が抜歯することになり、担当する泌尿器科の40代男性医師は同年10月11日、傷の治りが遅くなる免疫抑制剤「サーティカン」の投与を取りやめ、代わりに抑制剤「グラセプター」の投与量を増やすことを決めた。

 しかし、処方箋を電子カルテで作成する際、サーティカンとグラセプターの両方を誤って削除した。本来は3種類の投与が必要にもかかわらず、約2週間にわたって免疫抑制剤2種類のみを投与していたという。

 定期受診で腎臓の機能低下が見受けられ、ミスが判明した。県病院局は「カルテの確認が不十分だった。再発防止に努めたい」と話している。(金 旻革)

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