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 中堅塗料メーカーの神東塗料(尼崎市)が水道管用塗料の認証を不正取得した問題で、同社が塗料の試験片を所定の条件よりも高温で長時間乾燥させ、水で洗浄していた可能性があることが31日、日本水道協会への取材で分かった。特定成分の溶出を少なく見せようとした疑いがある。

 同協会によると、認証を得るにはガラス板に塗料を塗って乾燥させた試験片を協会に提出する。それを外部機関で水に浸し、溶け出した成分を分析して安全性などを確認する。

 しかし、同協会による同社への聞き取りによると、本来は55度~65度で24時間乾かさなければならないところを、80度で10日間乾燥させていた疑いが判明したという。

 また、神東塗料は同日、出荷実績のない2品目と、2008年以降と18年以降は出荷していない3品目で、所定の条件と異なる試験を行ったり、規格外の原料を使ったりして認証を得ていたと公表した。

 同社は1月12日、12品目について同様の不正を明らかにしていた。同社は、計17品目の不正について「(自社で設置した)特別調査委員会の報告があり次第公表したい」としている。

 日本水道協会は、神東塗料が同じ規格で認証を取得した全24品目について、試験のプロセスに問題がなかったかなどを調べている。

 同協会が水質への安全性を確認した一部の水道管は、クボタなどが既に出荷を再開している。(森 信弘)

神東塗料
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