新型コロナウイルスの感染急拡大で、兵庫県内でも3回目のワクチン接種が急がれる中、ファイザー製ワクチンの予約に人気が偏り、高齢者への接種が減速する自治体が相次いでいる。同県豊岡市では予約が埋まらず、モデルナ製の集団接種を取りやめ、尼崎市は予約なしの接種を始める。岸田文雄首相が自らモデルナ製の接種を表明し、有効性と安全性を周知するが、偏りが改善されるかは不透明だ。
国は3回目接種を進める上で、1、2回目とは違うワクチンを接種する「交互接種」を認めた。海外では、異なるワクチンを打つと感染を防ぐ中和抗体の数値が同等か、より高まったとする報告がある。
厚生労働省は、3回目用としてファイザー製とモデルナ製の両方を供給。県内に4月上旬までに配布されるワクチンは、ファイザー製が161万9280回分で、モデルナ製は198万900回分という。半数以上の人にモデルナ製を使わなければ接種は進まない。
だが、高齢者の3回目接種が本格化する中、一部市町の予約にはファイザー製への偏りが出始めた。その背景の一つに、接種後の副反応への警戒が指摘されている。
豊岡市では5、6日に両方の集団接種会場2カ所を追加で設け、高齢者らに呼び掛けた。ところが、ファイザー製の会場は順調に予約が入る一方、モデルナ製会場は予約が埋まらず、6日の開設を取りやめる。
尼崎市では2月中下旬の集団接種で、ファイザー製の会場はほぼ埋まったが、モデルナ製会場の予約は20%程度にとどまる。医療従事者を確保しているため、モデルナ製会場で17~19、24~26日は予約なしで18歳以上の接種を受け付ける。
ある市の担当者は「国から追加で供給されるのはモデルナ製ばかり。ファイザー製を確保できず、接種が進まない一番の要因になっている」と話した。
神戸市と県が設置するモデルナ製の大規模接種会場でも予約枠に空きがあり、いずれも対象を18歳以上に拡大した。
一方、個別接種では、医師が効果や副反応を直接説明しているためか、モデルナ製でも接種が進んでいる自治体もある。県ワクチン対策課の担当者は「どちらのワクチンでも効果があるので、早く3回目の接種をしてもらいたい」とし、周知を強化する。(高田康夫)
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