新型コロナウイルスが急拡大し、PCR検査や抗原検査の需要が高まる中、キットが不足して受けられない「検査難民」が増えている。兵庫県内では、職場から陰性証明が求められた人や、子どもの受験が近づいた保護者らが「一刻も早く受けたい」と焦りを募らせる。一方で、キットの納品は原則医療機関が優先されることから、検査を控えざるを得ない状況はさらに続くとみられる。(小谷千穂)
国の協力要請を受け、県内で検査を担うのは、診療する病院や、オミクロン株対策で県が設けた無料検査所約250カ所、自費で受けられる23の医療施設など。検査には人々が殺到し、インターネットで予約できる神戸市中央区のPCR検査センターは2月4日時点で7日午前まで埋まる。
そんな中、1月下旬からキットを入手できず、検査をやめる所が増えている。
同市中央区の「神戸元町ハートフル薬局」は1月19日に無料での抗原定性検査を始め、同24日まで1日当たり10~20人に実施。しかし25日以降、業者からキットが納品されないため、続けられなくなった。
問い合わせの電話は毎日20~30件あるといい、薬剤師の山本真太郎さん(34)は「申し訳ないが、断るしかない。国にはキットの在庫を確保した上で事業を始めてほしかった」と話す。
自費負担の検査を受けに来た同市須磨区の歯科衛生士の女性(42)は小学5年の次男(11)が発熱。複数の病院で検査を断られた。女性は職場のキットを次男に使ったが、3日たっても結果は出ない。長男、長女は受験を控え、「国はワクチンだけでなく検査も充実させて」と訴えた。
同市東灘区の男性会社員(28)は微熱が続くが、3病院に検査を断られた。「エッセンシャルワーカーなので業務を止められない。勤務先からも検査を受けるよう言われたがこんなに難しいとは」と困惑した。
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一方、症状がない人向けの無料検査を控えるよう求める動きもある。県医師会副会長で、あだち医院(加古川市)院長の足立光平さんは「無料検査が増えて医療機関にキットが回らない」と指摘する。
そうした状況を受け、県は医薬品卸売業者に医療機関を優先するよう通知。国から無料検査の数を減らすよう要請もあるといい、県の担当者は「国の指示で無料検査を進めたのに、県民に『控えて』と伝えるのは心苦しい。キットが不足しないよう国に増産を要望していきたい」と話した。
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