新型コロナウイルスの感染第6波による学級閉鎖や保育園の登園自粛が、子育て中の共働き家庭を直撃している。子どもの学級が相次いで閉鎖されたり、登園自粛が解除された直後に再び自粛になったりして長期の休みを余儀なくされる例もある。先の見えない感染拡大の中、保護者らは「いつまで仕事を休まなければいけないのか」と頭を抱える。
■「もう休めない」
「感染拡大は避けたいけれど、仕事ももう休めない。どうしたらいいのか」。神戸市内の女性会社員(36)は肩を落とす。
1月下旬、小学1年の息子の習い事で陽性者が確認された。濃厚接触ではなかったが近くにいたため、PCR検査を申し込んだものの、予約が取れたのは4日後。その間にクラスで陽性者が出て学級閉鎖になり、さらに学年閉鎖になった。
息子は陰性だったが、仕事が繁忙期の夫は休めず、遠方の両親にも頼れない。コロナ対応に伴う女性の休みは10日を超えた。
神戸市では2月3日時点で市立全校園の約半数が学級閉鎖などしている。兵庫県内の自治体でも学級・学年閉鎖や休校が相次ぎ、きょうだいのいる家庭では「時間差」で閉鎖になるケースも。登園自粛が解除された直後、別の園児の感染が確認され、再び閉鎖になった保育園もあるという。
公務員の男性は「本人や家族の感染や濃厚接触に、子どもの学級閉鎖などで次々に職場の人がいなくなる。業務の処理期限を延ばすなどして対応しているが、先が読めない」と漏らす。
■基準の緩和
こうした事態を受け、神戸市教育委員会は今月7日から、「1学級に感染者1人」という学級閉鎖の基準を、文部科学省の指針に合わせ「同一学級に感染者2人など」に緩和する。これまで感染拡大防止のため、踏み込んだ基準を設けてきたが、同一学級内での感染は4分の1程度にとどまっているほか、教育活動への影響にも考慮した。緩和による感染拡大を懸念する保護者の声もあるが、市教委は「感染の食い止めと学びの保障を両立させるため苦渋の決断だった」と話す。
西宮市でも感染者が1人確認された段階で疫学調査のため3日程度学級を閉鎖。複数の濃厚接触者などがいる場合は延長する。姫路市や尼崎市では「2人以上など」としている。明石市も「2人以上など」とするが、1人の場合でも濃厚接触者を特定するまでの間、自宅待機とする例があるといい、自治体で対応が異なる。
感染症に詳しい関西福祉大の勝田吉彰教授は「感染力の強さに比べ毒性の低いオミクロン株に限れば」とした上で、「PCR検査による追跡調査もできない現状では、感染者が1人で学級閉鎖とするのは、疫学上の意味に比べ社会への影響が大きい」と指摘。「以前から出席停止期間が定められている感染症と同様に、一定割合確認されれば閉鎖するといった扱いも検討されるべき」としている。(広畑千春)
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