兵庫県は１５日、新たに４９７３人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。１週間前の８日（６３２２人）に比べて１３４９人減った一方、前日からは１７０７人増えた。入院患者は１０９５人、自宅療養者は５万３９２４人でともに過去最多を更新した。

　内訳は神戸市＝１６７５人▽姫路市＝４８４人▽尼崎市＝４６１人▽西宮市＝４４７人▽明石市＝２４６人▽県所管分＝１６６０人。県と明石市で計６人の取り下げがあり、県内の累計感染者数は２０万９２６８人となった。

　新たに２０人の死亡も確認され、内訳は神戸市＝５人▽姫路市＝３人▽尼崎市＝３人▽西宮市＝２人▽明石市＝２人▽県所管分＝５人。県内で今月確認された死者は１５日までに計１６７人となり、既に１月（計２８人）の約６倍となっている。

　直近１週間平均の感染者数は４９０４・１人で、前週の８日（５５７１・４人）よりも６６７・３人減少した。１５日午前０時時点の病床使用率は７７・２％、うち重症用は３５・９％でいずれも前日から上昇した。

　県は新たに２件のクラスター（感染者集団）を発表。丹波健康福祉事務所管内の障害者施設で入所者と職員の計２６人が感染し、洲本健康福祉事務所管内では高校の生徒と職員計２９人の感染が分かった。（金　旻革、井上太郎）

【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら