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春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」(資料写真)
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春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」(資料写真)

 春の風物詩イカナゴのシンコ(稚魚)漁について、兵庫県と大阪府の漁業者らは21日、今季の大阪湾での解禁日を3月1日に決めた。昨季より5日早い。播磨灘の漁業者は今月24日にも決める。

 両府県の水産研究機関による漁況予報と、試験操業の結果などを基に決めた。シンコ漁は2017年、漁獲量が前年比1割以下の約千トンに急減するなど不漁となり、20年には過去最少の147トン(速報値)に落ち込んだ。

 漁業者らは、かつて1カ月余りあった漁期を数日~約10日に短縮するなど資源保護に努め、21年は1467トン(同)に回復した。

 漁解禁の目安は、シンコの平均体長が4センチに育つ時期に設定し、早くて3月2日と判明した。より多くの漁獲が期待できる大潮の日に合わせて、1日前倒ししたという。

 県水産技術センターは、今季の漁獲について「昨年を上回るものの平年を下回る」と予報し、漁期短縮などを呼び掛けている。(山路 進)

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