ロシアによるウクライナ侵攻を受け、兵庫県内の市民団体が２５日、神戸・元町の大丸神戸店前で、抗議の声を上げた。「多くの国民が傷つく前に一刻も早く侵攻を中止すべきだ」と訴えた。

　兵庫労連や原水爆禁止兵庫県協議会などが加盟する「憲法改悪ストップ兵庫県共同センター」が主催。約２０人が街頭に立った。

　多くの人が行き交う交差点で、「Ｎｏ　Ｗａｒ（戦争反対）」や「ウクライナから撤退を」などと書かれたプラカードや横断幕を掲示。団体の代表らが「ロシアは国際法に違反している」などと訴え、抗議に賛同する署名への協力を求めた。

　同協議会の梶本修史事務局長（７３）は「唯一の被爆国である日本は、核を脅しに使うロシアを決して認めてはいけない。人ごとと思わず声を上げよう」とマイクに力を込めた。（小谷千穂）