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 新型コロナウイルスのオミクロン株の流行で、爆発的に増えた兵庫県内の感染者が今週に入り、高止まりから減少の兆しを見せ始めている。直近1週間を平均した1日当たりの新規感染者数は6日連続で減少。ただ、病床使用率や重症者数は依然として高い水準で、県は高齢者や基礎疾患のある人に注意を呼び掛けている。

 1週間平均の感染者数は1月3日から上昇し、まん延防止等重点措置が適用された同27日時点で3千人台となった。その後も増え続け、2月10日の5615・1人をピークに、同11日から減少に転じた。16日は4772・3人だった。

 直近1週間と、その前の1週間の感染者数の比較でも、今月13日に約2カ月ぶりに1倍を切った。16日は0・85倍まで下がった。

 一方で医療状況の厳しさは続いている。病床使用率は2月2日以降、70%を超え、15日も76・1%に上った。重症者は昨年12月以降、1月24日まで5人以下で推移していたが、その後に増え、今月15日に第6波で最多の53人となった。

 死者も増えており、16日には24人が判明し、今月は計191人に上る。その多くは70歳以上の患者で、9~15日の感染者のうち11・2%を占め、予断を許さない状況となっている。

 県感染症対策課は「まだ楽観視できない。第5波でもピークを過ぎてから重症者が増えた。高齢者の割合が高まり、基礎疾患が悪化する例も目立ち、リスクのある人は今後も特に注意が必要」としている。

 県は20日が期限だったまん延防止措置について、15日に適用延長を政府に要請。延長期間は2~3週間程度を想定している。

(井川朋宏)

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