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日本海に向かって流れこむ川あらし=4日午前6時32分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)
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日本海に向かって流れこむ川あらし=4日午前6時32分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)
日本海に流れ込んだ霧が海上に広がっていく=4日午前7時6分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)
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日本海に流れ込んだ霧が海上に広がっていく=4日午前7時6分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)
山のように盛り上がった霧が海に向かって流れ込む=4日午前6時35分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)
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山のように盛り上がった霧が海に向かって流れ込む=4日午前6時35分、豊岡市瀬戸(撮影・岡本好太郎)

 濃霧が強風で川を伝って海へと流れ出す自然現象「川あらし」が4日早朝、兵庫県豊岡市の円山川河口付近で見られた。下流が山に挟まれていることで霧の流れが速くなる特別な地形によって発生する現象で、「日本三大川あらし」の一つとされている。周辺では、太陽の光に照らされながら勢いよく海に流れ込んでいく幻想的な光景が広がった。

 川から上がる水蒸気が昼夜の寒暖差で霧になり、辺りを覆うのが、同県朝来市の竹田城跡などで有名な「雲海」。川あらしは、円山川のように河口付近が山に挟まれた場所で風の勢いがさらに強まり、川に沿って嵐のような強風で海に流れ出す現象だ。

 1級河川で確認できるのは全国で3カ所だけとされ、愛媛県大洲市の肱川、鹿児島県薩摩川内市の川内川と合わせて日本三大川あらしとも呼ばれる。

 この日は、山のシルエットに見えるほど分厚い霧の固まりが現れ、海側に流れ出ていた。日の出時間から少したつと、霧の中から太陽が出て空や海をオレンジ色に染めていった。昨年10月ごろから発生しており、天候や寒暖差など条件がそろえば今月ごろまで見られる。(石川 翠)

但馬
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