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初会合であいさつする「ひょうごボランタリープラザ」の高橋守雄所長(中央)=18日午後、神戸市中央区東川崎町1
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初会合であいさつする「ひょうごボランタリープラザ」の高橋守雄所長(中央)=18日午後、神戸市中央区東川崎町1

 福島県沖を震源に、16日深夜に発生した最大震度6強の地震を受け、兵庫県内の防災機関や団体などが支援に動きだした。

 人と防災未来センター(神戸市中央区)は、主任研究員ら3人を17日から宮城、福島県に派遣。同県相馬市など震度6強を観測した地域を中心に、自治体担当者から状況を聞いている。

 現地にいる高原耕平主任研究員(38)によると、建物の一部損壊が多く見られ、2018年の大阪府北部地震と状況が似ているという。「屋根をブルーシートで覆うなど対応が急がれるが、できる業者や団体が限られる」と高原さん。「雨や雪で建物が傷むと2次被害が拡大する恐れがあり、一部損壊の多さは甘く見られない」と話し、19日まで調査する。

 「ひょうごボランタリープラザ」(神戸市中央区)は18日、兵庫県ボランティア支援本部を設置し、初会合を開催。21日に高橋守雄所長(73)と職員の計2人を、宮城県に先遣隊として派遣することを決めた。

 先遣隊は、日帰りで宮城県登米市や仙台市、名取市などを訪問。被害状況やボランティアの受け入れ態勢を把握する。一般からボランティアを募るかどうかは視察して考えるという。

 県や県社会福祉協議会の職員も参加した会合で、高橋所長は「心に寄り添う兵庫らしい支援が大事。新型コロナウイルス禍も続いており、被災地のニーズを大事にしたい」と話した。

 NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(西宮市)は、被災地に救援物資を送ることを検討している。

(上田勇紀、井川朋宏)

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