世界三大フルートコンクールの一つとされる「第10回神戸国際フルートコンクール」の2次予選が22日始まる。そこで国内外から注目されているのが、全審査をオンラインにした点だ。主催者側には心配する声もあったが、出場者や一般の視聴者には、予想外のメリットも。コロナ禍における国際音楽コンクールの「神戸ケース」になればと、期待が寄せられている。(藤森恵一郎)
同コンクールはジュネーブ、ミュンヘンに並ぶもので1985年から4年ごとに開催し、世界的な演奏家を輩出してきた若手の登竜門。今回は過去最多45カ国・地域から483人が応募し、昨夏の1次審査で26人を選出、その後、2人が辞退。今月22、23日に2次審査、25日に3次審査、27日に最終の本選がある。
コロナ禍でコンクールを巡る環境は厳しい。昨年11月の浜松、今年3月の高松の両国際ピアノコンクールが軒並み中止や延期に。一方の神戸は、「4年に1回に人生をかける出場者もいる。演奏機会がないこの時期だからこそ開催に意味がある」(運営委員会事務局の神戸市民文化振興財団)と、オンライン開催に踏み切った。
出場者は世界各地で演奏動画を収録し、それを審査員もばらばらの場所で視聴するスタイル。最も懸念したのは「動画の質」と同事務局の永福邦子さん(48)。実際、予備審査には音のゆがみや残響で聴き取りにくい動画もあった。だが1次審査に選ばれた出場者は、収録の技術も高かった。加えて、主催者側が画角やマイク位置を助言したり、エンジニアの立ち会いを推奨したりし、審査に大きな支障はなかった。
対面審査なら「一発勝負」だが、今回は事前収録で撮り直しができた。出場者で兵庫県西宮市内の中学・高校を卒業した北畠奈緒さん(29)=オーストリア在住=は「何度も自分の演奏と向き合うことができた。苦しい作業だったが、演奏家として成長できた」と振り返る。
1次審査の全出場者の演奏が動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信されたことも、「世界中の友人に演奏を聴いてもらえ、うれしかった」と北畠さん。視聴者にとっても、美しい調べに出合える場が増えた。
日本フルート協会副会長で、同コンクール審査委員長の酒井秀明さん(67)は「生演奏を聴くことに勝るものはない」としつつ、「大勢の人が集まることで感染の危険が増す今、オンラインは役立つ技術」と評価する。
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