27日(日本時間28日)発表の第94回米アカデミー賞で、映画「ドライブ・マイ・カー」が作品賞など4部門にノミネートされた濱口竜介監督。兵庫県の神戸では出世作「ハッピーアワー」(2015年)を撮影しており、当時の関係者らが吉報を心待ちにしている。最重要の作品賞に選ばれれば日本映画初の快挙で、「神戸にとっても誇り」と周囲の期待は膨らむ。(吉田敦史、津谷治英)
「(濱口監督は)変わらないやり方で、活躍の場を広げていった」。そう言って表情を緩めるのは、神戸映画資料館(神戸市長田区)支配人の田中範子さん(52)。濱口監督が神戸で「ハッピーアワー」を製作するきっかけをつくった一人だ。
09年、濱口監督が東京芸術大大学院修了制作に撮った映画を同館で上映した。「完成度が高く、感情を揺さぶられた」という。監督はその後、東日本大震災の被災者らに取材した東北記録映画3部作など精力的に活動。「次の拠点を関西で探している」と聞いた田中さんは「ぜひ神戸に」と声をかけ、地元で協力してくれる人々を紹介した。
13年、濱口監督は「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)の招待作家として神戸へ。「ハッピーアワー」製作に着手した。
港街の風景からロケ地を厳選する一方、市民向けワークショップの参加者17人を中心に出演者を決定。演技経験のない女性4人がスイス・ロカルノ国際映画祭の最優秀女優賞に選ばれるなど、独特の演出が国際的に評価された。
「目に見えないものを見抜く人。それが製作、人材発掘につながっている」。「ハッピーアワー」に出演した詩人福永祥子さん(77)=神戸市須磨区=も、監督をたたえる。
知人を通じてオーディションに誘われ、「人生の思い出に受けてみよう」と気軽に足を運んだところ、まさかの合格。70歳を超えて銀幕デビューを果たした。発声や演技の指導はなく、「私の心から発する言葉を大切にされた」という。
一躍世界の注目を集めてから7年。濱口作品はついに、アカデミー賞候補に名を連ねた。「粘り強く自分流を貫いてきたのが素晴らしい」と田中さん。福永さんは「監督賞を獲得して、映画界に革命を起こしてほしい」とエールを送った。
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