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2週間ぶりに登庁し、あいさつをする斎藤元彦知事=28日午前、兵庫県議会
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2週間ぶりに登庁し、あいさつをする斎藤元彦知事=28日午前、兵庫県議会

 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していた兵庫県の斎藤元彦知事が28日、2週間ぶりに登庁した。午前中には延期になっていた県議会の予算特別委員会に出席。冒頭で「私の感染によってご迷惑とご心配をおかけしたことを、改めておわび申し上げます」などと述べた。

 斎藤知事は15日朝に発熱があり、検査で陽性が判明した。その後は、自身のツイッターで「発熱や倦怠感で解熱剤服用が続きました」(19日)、「食欲も戻ってきてます」(22日)などと経過を報告していた。

 知事の感染を受けて、県議会は24日までの予定だった定例会の会期を延長。2022年度当初予算案を審議する特別委の総括審査や本会議の日程を変更した。

 28日の総括審査は午前10時に始まり、斎藤知事は開始直前に委員長や県議会議長らの席に近づき、頭を下げた。会議の冒頭、感染により県議会の審議にも影響したことを陳謝。「誰でも感染することを実感し、ワクチンの追加接種や経口薬の普及、感染法上のコロナの位置付けについて議論し、対策を一層進める必要がある」と話した。

 感染者の精神的な負担にも触れ「職場や学校、家族に影響を与えて大変つらい思いをすることも分かった」と語ったほか、会員制交流サイト(SNS)上で散見される感染者への誹謗中傷を「決して許されない。(感染者の)心情をくんだ行動が社会に求められている」と訴えた。

 本会議は30日にあり、予算案などを採決して閉会する。(金 旻革)

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