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西宮市長選では日本維新の会公認候補の応援に吉村洋文副代表も駆けつけた=26日午後、西宮市甲子園町(撮影・斎藤雅志)
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西宮市長選では日本維新の会公認候補の応援に吉村洋文副代表も駆けつけた=26日午後、西宮市甲子園町(撮影・斎藤雅志)

 大阪を牙城とする日本維新の会に、市民は街の将来を託さなかった。兵庫県西宮市長選で維新公認の新人が大差で敗れたのは、現職の実績や公約が評価されただけでなく、維新市長を誕生させることへの「ノー」が大きかった。

 首長ポストを握り、身近な行政での「改革」を実績としてアピールして、国政選挙の勝利につなげる。そんな戦略を取る維新は、この市長選を「党勢拡大の足掛かり」と位置付けた。

 だが市長は幅広い意見に耳を傾け、さまざまな立場や利害にも配慮して、議会を納得させて行政を運営していく立場だ。大差の敗北という結果は「市長の座を『陣取り合戦の駒』にしないでほしい」「市政は特定の党の考え方だけを実行する場ではない」という有権者の意思表示ではないか。

 一方、現職は1期目の半分をコロナ対応に追われたが、大きな失点をせず、手堅い行政運営に努めてきた。市政の安定や継続を望む声が再選を後押ししたのは間違いない。だが「維新を選ぶかどうか」という構図で捉えた有権者にとっては、現職は消極的な選択肢となった可能性もある。

 赤字基調の財政、児童が多くパンク状態の学校、人口減と高齢化が進む市北部…。調和の取れたまちづくりへ、取り組むべき課題は山積みだ。人気の「住みたい街」が「住みやすい街」になるよう、手腕が試される。(山岸洋介)

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