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2週間ぶりに登庁し、兵庫県議会予算特別委員会であいさつする斎藤元彦知事=県議会
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2週間ぶりに登庁し、兵庫県議会予算特別委員会であいさつする斎藤元彦知事=県議会

 兵庫県議会の予算特別委員会が28日開かれ、総括審査が行われた。新型コロナウイルスに感染した斎藤元彦知事は、2週間ぶりに登庁して出席。委員からは県政運営や行財政改革への姿勢を問う質疑が相次いだ。

 県の行財政運営方針の見直し案で、2022年度以降の主催取りやめが取りざたされている神戸マラソン。委員による「阪神・淡路大震災からの復興を国内外に発信する機会だ」との指摘に、斎藤知事は「復興の象徴として実施されてきたことは認識している。今後の在り方を慎重かつ柔軟に検討する」と答えた。

 また、県が多額の負債を抱えながら震災復興に取り組んできた経緯に触れ、「貝原(俊民)知事と井戸(敏三)知事が進めてきた復興の流れを受け継ぎ、発展させていく」と言及した。

 県政の改革を進める上での県内市町との連携について別の委員がただすと、斎藤知事は「市町長との信頼関係と(県と市町)職員の緊密な意思疎通は不可欠」と強調。各市町に積極的に足を運び、地域の実情をくみ取って県政運営に反映させることに意欲を示した。

 議論終了後、総額4兆2482億円の22年度当初予算案など新年度関連の24議案は原案通り可決された。共産党が提出した予算の組み替え動議は否決された。(金 旻革)

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