兵庫県芦屋市の山肌に沿って立つ「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑(やまむら)家住宅)は、南北に長い特徴的な外観が目を引く洋館。帝国ホテルなどを手掛けた近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの設計で、幾何学的な装飾など独特のデザイン、和洋折衷の妙を堪能できる。
建物は、「桜正宗」の銘柄で知られる灘の酒造家、八代目山邑太左衛門の別邸として1924(大正13)年に完成。戦後、淀川製鋼所(大阪)の所有となり社長邸や独身寮だった時期もある。74年に鉄筋コンクリートの住宅建築で初めて国の重要文化財に指定された。
阪急芦屋川駅から徒歩10分ほど。車寄せがある玄関から重厚な趣があり、大谷石に施された彫刻など、見どころが満載だ。内部は斜面に沿った階段状の構造で、4階建て計約360平方メートル。暖炉がある2階の応接室は、天井付近に小窓が並ぶ構造や内装に驚かされる。
「この小窓は風と光を取り入れようと設計されたもの。建物全体で120ぐらいあるんですよ」。館長の岩井忠之さん(66)が説明すると、来館者から「そんなに?」「すごい」と声が上がる。宝塚市の70代の女性は「部屋の雰囲気がすてきで、いいですね」と、装飾に見入っていた。
窓や和室の欄間など、邸内の随所に配された飾り銅板のモチーフは、葉。日が差すと、木漏れ日のようなきれいな影ができる。だが、2年後には築100年。雨漏りなど苦労も絶えないが、「設計時の姿を残す貴重な建築。大事に維持していきたい」と岩井さん。
最上階には、壁や天井の装飾が印象的な食堂と、広大なバルコニーがある。大阪湾が一望でき、夜景を楽しむことができる夜間見学会(秋に開催)も好評だという。
階下の和室には、建築主の太左衛門が長女の誕生を祝い、京都の老舗に制作を依頼したひな人形が飾られていた。毎年恒例のひな人形展を開催中の4月3日までは木曜休館(来館は公式サイトで事前予約制)。以降は水曜と土日祝日のみ開館。入館料は一般500円、小中高生200円。
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