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樹木伐採後の県立明石公園(2022年1月撮影)
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樹木伐採後の県立明石公園(2022年1月撮影)

 兵庫県の斎藤元彦知事は30日の定例会見で、樹木の伐採を巡って賛否が分かれている県立明石公園(明石市)などを念頭に、県立公園の在り方を考える検討会を立ち上げる意向を示した。明石公園の市立化を議論する同市も庁内にプロジェクトチームを発足させる予定で、斎藤知事は「連携して考える仕組みにしたい」と話した。

 斎藤知事は4月4日に現地を視察し、11日には泉房穂・明石市長との意見交換を予定している。

 会見では明石公園の問題に関して「景観や安全と同時に自然をどう守るかや、その際の情報発信、合意形成の在り方など、さまざまな指摘があった」と説明。他の県立公園も含め「今後、県としてどうしていくかを県民の見える形で議論していきたい」とした。

 同公園の樹木伐採は、県が石垣保全や景観向上を目的に2018年度から実施。公園内に植わる約20万本のうち、史跡区域内にある約1700本を伐採した。これに対し、明石市の植物研究者らでつくる市民グループは自然や生態系保全の観点から作業の中断を求め、泉市長が斎藤知事に協議を呼び掛けていた。(田中陽一)

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